フランス語圏のローザンヌ、レマン湖はフランスにも面しているので、ローザンヌから見ると湖の向こう側はフランスということになります。

私たちは、あの美味しいケーキの名前の由来になったアルプスの名峰の一つのモンブラン山を見に、ローザンヌから出発してフランスにあるシャモニー＝モン＝ブランへ日帰りで観光に行くことにしました。

ちなみに、モンブランはフランス語で「白い山」という意味だそうです！！

ローザンヌ駅かシャモニー＝モン＝ブランまでのアクセス

通常、ローザンヌかシャモニー＝モン＝ブランまでは、ローザンヌ駅から電車に乗り、途中マルティニ駅で乗り換えてモンブランエクスプレスでシャモニー＝モン＝ブランへ向かいます。

ただ、この日は工事のため一部区間が運休になっていました。そのため、途中から臨時のバスで向かうことになりました。乗客は私たちを含めて３組だけでした。

フランスに近づくにつれて、ローザンヌの街並みから一変して大自然が見えてきました。

バスに乗りながらスイスの国境を越えてフランスに入ったのですが、どこでフランスに入ったのかは分かりませんでした。もちろん、パスポートにスタンプを押されることもありませんでした。

シャモニー＝モン＝ブランの街に到着

バスの終着駅に到着すると、私たちは初めてフランスの地に足を踏み入れました。同じヨーロッパなのでスイスの街並みとそれほど違うという印象はありませんでしたが、フランスに自分がいることが嬉しかったです。

街の真ん中には二人の男性の銅像がありました。右側がモンブラン初登頂に成功したパルマ、左側が彼のスポンサーのソシュールだそうです。

後ろから見た像です。山の方向を指差していますね。

エギーユ・デュ・ミディ展望台へ

さっそく、ロープウェイでエギーユ・デュ・ミディ展望台に登ります。真ん中に見える線が、ロープウェイを吊るすロープです。急斜面ですね。

説明に、さりげなくThe real top of Europeと書いてありました。ユングフラウの「Top of Europe」に対抗しているのでしょう。実際、モンブランの方がユングフラウヨッホよりも高いのですが、ちょっとソワソワしました。

ロープウェイ

その日は平日でしたが、ロープウェイのチケット売り場はすごく混雑していて、列に並んでチケットを購入しました。

チケットを買って、自分の番号が呼ばれたらロープウェイに乗り込むというスタイルでした。フランス語で番号が呼ばれたので、あやうく気がつかないところでした。

このロープウェイは、日本のやや空いている満員電車くらいの混雑具合でした。そして、座席もなく十分な数の手すりがありません。急斜面を登っていく上に、途中でガクンと揺れる箇所があるのですが、その時はどこかにつかまりたくなりました。

展望台へはロープウェイを二つ乗り継いで向かいます。途中の下車駅で、ユングフラウ観光の時と同様に、寒さ対策のためセーターを着込み展望台へ向かいました。

展望台到着

ロープウェイは、揺れるし高所恐怖症の人にはかなり怖いと思います。反対にいうと、ジェットコースターなどの刺激が好きな人にはたまらないのだと思います。

高いところが得意でない私は、展望台へ到着してホッとしました。

こちらが展望台からの眺めです。雪が積もっていて、まさしくモンブラン（白い山）です！！その時は、ケーキのことをすっかり忘れていたのですが、ここでモンブランを食べたかった・・・！！

イタリア領へ向かうロープウェイが見えました。さっき乗ってきたロープウェイとは違い、座席があり安定したいるように見えたので羨ましかったです・・・。

雲が目線より下に見えます。標高の高さが感じられます。

空中の一歩

次に、「空中の一歩」という、透明なデッキで記念写真を撮れる場所へ行きました。ここはすごく混んでいました。一組ごとに係りの人が本人のカメラやスマホで写真を撮っているため回転が遅く、写真を撮るまで混雑している狭いスペースの中を３０分以上並びました。

写真は・・・行列に並んだ疲れが顔に出てしまっていて良い出来ではありませんでした。正直、並ばなくても良かったかな？と思いました。でも並んでみないと分からないことなので、結果的には並んで良かったと思います。

まとめ

天空の一歩での記念撮影が終わった後は、登った時と同じロープウェイで街へ降りました。急降下したので、気圧の変化で耳が痛くなりました。

モンブランの展望台へ行くのは、ハイキングを目的にした上級者でない人には快適とは言えないかも？というのが感想です。登山列車のあるスイスのユングフラウヨッホやマッターホルンと比較してしまうと尚更です。

でも、上級者でない初心者の私たちにも開かれていて、あのモンブラン山の展望台を観光できたとも言うことができます。なんだかんだ言いましたが、モンブラン観光をできたことは良かったと思います。もしも私がハイキング上級者になる日がきたら、また登ってみたい山です。

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参考：スイス旅行スケジュール

チューリッヒ（１日目〜） →スイス航空の空の旅

インターラーケン（２日目〜） →ベルン&ユングフラウ

ローザンヌ（４日目〜） →チョコレート・トレイン&モンブラン

ツェルマット（７日目〜） →マッターホルン

サンモリッツ（8日目〜） →氷河特急 &ベルニナ鉄道

チューリッヒ（10日目〜） →まさかの!最終日に食べたものとは?