【エポスカード】海外でまさかの体調不良!そんな時に持っておきたいクレジットカードです
エポスカードの会員になってもう10年くらいになる私。エポスカードは、年会費が無料のクレジットカードで、買い物をして貯まったポイントを使ってマルイで買い物をすることできます。
それだけでも満足していたのに、いつの日かこんなに救われることになるとは思ってもいませんでした。
目次
エポスカードの海外旅行保険
海外旅行に不慣れな私たちは、スイス旅行へ行く前にどの海外旅行保険に加入するか迷いました。ウーロンさんがネットで調べた結果、エポスカードの会員は自動的に海外旅行保険に加入していることを知りました。
え、私もう海外旅行保険に加入してたんだ!!
加入してからの10年間、一度も海外に行っていなかった私は、目から鱗でした。
ウーロンさんは持っていなかったので、さっそく会員登録をしにマルイへ行きました。その行動がその後に大きな意味を持つとは、その時は想像もしていませんでした。
異変
思えば、ピッツォッケリを食べていたあたりから、異変が始まっていたのかもしれません。ホテルに帰った後、ウーロンさんはお水を飲みたいと言い、二人でフロントのお水を飲みに行きました。
翌朝、ウーロンさんに異変が起きていました。「全身がだるい」と言って、食欲もないようでした。
私は「病院に行こうか?」と言ったのですが、少し寝たら治るかもしれないので1時間ほどホテルで休んで様子を見ることにしました。
私は、ゆっくり休んでもらうために一人で外に散歩にでかけました。
散歩から帰った後も、ウーロンさんはあまり良くなっていませんでした。
ホテルのチェックアウトの時に「病院へ行こうか?」また聞いてみたのですが、「少し良くなったし、とりあえず電車に乗ろう」と言ったので、そうすることにしました。ですが、呼吸が少し荒くて辛そうでした。今思えば、その時に病院へ行っていれば良かったと思います。
その日は、ハイジの村としてお馴染みのマイエンフェルト観光をした後にチューリッヒのホテルに宿泊する予定だったので、その方面への電車に乗り込みました。
高山病!?
電車の中で座っていてもウーロンさんはあまり良くなりませんでした。呼吸がし辛くてだるいというのは高山病の症状に似ていると思った私は、高山病対策についてネットで調べまくりました。
- 呼吸を楽にするために歌を歌う
- 飴で糖分を補給する
- 水を飲む
- とにかく下山する ※標高の高いサン・モリッツから電車で下る
どれを試しても、あまり効果が出ませんでした。さらに長いトンネルの中で、ウーロンさんは手足のしびれも感じるようになったと言っていて、本当に心配になりました。
ついに病院へ行くことを決意
乗り換えのために電車を降りたのですが、そこで病院へ行くことを決意しました。ウーロンさんはぐったりしたいたので、その後はもう私が頑張るしかありません。
海外旅行ハンドブック
私は、エポスカードの海外旅行ハンドブックをパスポートと一緒に携帯していました。本当に病院に行くことになるとは思ってもいなかったので、それほど心の準備ができていなかったのですが、とにかくそのハンドブックを読んで今自分にできることをすることにしました。
このハンドブックは、パスポートよりも小さく携帯しやすい大きさです。会員の方は、海外旅行の際は必ず持参して欲しいと思います。
国別の問い合わせ窓口
ハンドブックを読んでみると、国別に24時間日本語で対応してもらえる問い合わせ窓口があることを知り、そこへ電話をかけることにしました。
問い合わせた内容
- スイス旅行中に具合が悪くなってしまったのですが、どうすれば良いでしょうか?(パニックでざっくりし過ぎた質問です・・・)
- どの病院へ行けば良いですか?
回答
- 治療費や病院までの交通費は保険でカバーできます。まずは病院へ行ってください。
- お近くの病院どこでも構いません。
注意:ピッケル等を使った本格的な登山中の事故は、保険でカバーできないそうです。
問い合わせた感想
保険金についての問い合わせ窓口なので、保険金が下りるかどうかの説明に重点を置いて話して下さったのですが、正直その時は保険金のことよりもその時にどうすれば良いかを日本語で聞けたことが何よりも助かりました。冷静に話して下さったので、私も落ち着きを取り戻すことができたと思います。
優しいタクシーの運転手さん
ウーロンさんは歩くのも辛そうだったので、まずはタクシーを呼ぶことにしました。駅の近くに止まっていたタクシーの運転手さんに近くに病院があるか聞いたところ、「それほど近くはないけれど50CHF(約5,000円)で行けるよ。」という回答でした。物価の高いスイスらしくタクシー代も高いですが、交通費は保険金でカバーできることを教えてもらっていたし、もう他に選択肢はなかったので迷わずお願いすることにしました。
体調の悪そうなウーロンさんを見て運転手さんは、病院までの道を救急車のように他の車を追い越しながら早いスピードで運転してくれました。その運転手さんは年配の男性で、その日はマイエンフェルトへ行けませんでしたがハイジのおじいさんに会えたような気がしました。
病院へ着くと、運転手さんが救急外来の窓口まで連れて行ってくれました。
優しいおじいさん、本当にありがとうございました!!!
救急外来で受けた診察
診察室について、まずウーロンさんが一人で診察を受けました。その間私は、ウーロンさんの名前や住所などについての問診票を記入しました。
私は、気が動転していたこともあり日本の住所を英語で書くことに苦戦しました・・・。話は逸れますが、英語で住所を書く時の注意点については、以下のサイトで分かりやすく紹介されていました。
【保存版】住所を英語で書けますか? その書き方を徹底的に詳しく紹介!!
問診
問診票を書き終わった後に待合室で待っていると、看護師さんに呼ばれてウーロンさんのいる病室へ入りました。点滴を受けていましたが、病院へ行く前よりもずいぶん顔色が良くなっていました。
病室にはお医者さん2名がいて、体調が悪くなった原因について質問されました。私は、高山病や前夜食べ過ぎたことが原因ではないかと言ったのですが、それは考えにくいという回答でした。
逆に「マダニに噛まれた可能性はありませんか?」と聞かれたのですが、ウーロンさんはずっと長袖長ズボンの服装で、マダニの流行は知っていて草むらにも入らないように気をつけていたので、私は「違うのではないかと思います」と答えました。
ひとまずレントゲンや検尿などの検査を受けることになりました。
診察結果
検査の結果は、高山病ではなく「ウィルス感染症」とのことでした。翌日、飛行機に乗る予定だったので飛行機に乗って良いか聞くと、「大丈夫です」という回答で本当に安心しました。
点滴を受け終わったら、帰って良いですよと言われたので、帰りはバスで最寄り駅まで行き電車でチューリッヒへ向かいました。
病院で点滴を受けるだけでこれだけ良くなるなら、サン・モリッツで異変に気がついた時点で病院へ行っていれば良かったと本当に思いました。
スイス旅行最終日の夕飯は日本食
チューリッヒに着くと、その日の宿のホテル ザンクトゴッタード チューリッヒにチェックインして、少し休みました。その日は、このスイス旅行での最後の夜だったのですが、スイス料理を食べに行く元気はなく、ただ薬を飲むために何か食べないといけないのでヘルシーなレストランがないか調べてみると、ホテルの近くに日本食の店があったので行ってみることにしました。
日本のサラダは世界一!?
この久しぶりに食べた日本のサラダが、本当に美味しかったです…。
このレストランはチューリッヒの駅近にあり、店内はチューリッヒの健康志向の若者で賑わっていました。お値段も他のスイス料理のレストランと比べても格段に安いし、チューリッヒを訪れている日本人の方にはオススメのお店です!!
まとめ
正直、この出来事を書くのは精神的に苦しく、書くまでにすごく時間がかかってしまいました。書いている途中は辛い記憶がよみがえりましたが、書いた後は少しスッキリしました。これからスイスや海外旅行へ行く方は、くれぐれも体調には気をつけて旅行を楽しんでほしいと思います。
そして、万が一体調が悪くなったら、我慢せずにすぐに病院へ行きましょう。そのためには、海外旅行保険に加入することが大切です。海外の医療費はとにかく高額です。私たちは、今回の診察と治療のためにOLの1ヶ月の手取り給料の4分の3くらいの金額を請求されました。
保険に入っていたので、医療費だけではなく病院までのタクシー代まで全額保証してもらえました。本当に、海外旅行へ行く際は保険に加入することが大切だと思います。(※すべてのケースが全額保証してもらえる訳ではないので、ご確認ください。)
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